推薦選抜における内申点の影響度
スポンサードリンク
高専の推薦選抜において、内申点は合否にどれくらい関係しているのかを考える。
推薦選抜の出願資格により、内申点の高い者に絞られる
各高専の推薦選抜の出願資格は以下のようになる。
高専 | 推薦選抜の出願資格 |
---|---|
東京高専 | 中学2~3年生における9教科の5段階評価の合計が38以上で、かつ数学・理科・英語の評定値4以上であること。 |
木更津高専 | 主要5教科の5段階評価が平均4以上で、かつ副教科の5段階評価の平均が3以上であること。 |
鈴鹿高専 | 中学3年生における9教科の5段階評価が平均4.1以上であること。 |
推薦選抜では内申点が4以上の受験生に絞られるため、内申点による争いは小さく見える。
内申点で合否が決まる
しかし実際には、内申点が合否に大きな影響を与える。
下のグラフは木更津高専の平成26年度と平成27年度の推薦選抜における調査書成績別の合否結果である。
(出典:高専入試分析-木更津高専 合格点)
木更津高専の内申点は以下の公式で決定する。
主要5教科(125)×2+技能4教科(100)=計350点
(教科点は2年生の5段階評点と3年生の5段階評点との積)
グラフを見る限り、内申点が300点(5段階評価が平均4.6)以上の受験生は合格が確定的、内申点が280点(5段階評価が平均4.5)以上の受験生は合格がほぼ確実である。
結論:推薦選抜において、内申点と合否は比例する
「高専の推薦選抜の基本情報」で述べたように、面接と小論文において受験生間の得点の差が小さい。よって、推薦選抜は内申点が合否に比例する。