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2割の勉強量で全体の8割を暗記

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全体の20%の勉強量で全体の80%を学習できる方法がある。

パレートの法則とは

パレートの法則とは、別名20:80の法則と呼ばれている法則であり、全体の大部分(80%)は全体を構成するうちの一部の要素(20%)が生み出しているという説である。

パレートの法則は様々なところで構成されており、例えば家電量販店では全商品の中で上位20%の商品が売上の80%を占めている。また別の例では、日本人の上位20%が日本人の総資産80%を占めていることが統計的にわかっている。

上位20%を勉強する

入試に出やすい問題上位20%を勉強するだけで、全体の80%を把握できる。例えば、漢字の勉強をする時は入試に出やすい単語を習得するだけで、本番では漢字問題の8割を把握できる。

下のグラフは勉強量と学習把握度を示したものである。100点を狙うなら100時間の勉強が必要な場合、過去に多く出題された問題を20時間勉強することで、80点を取ることができる。
パレートの法則

英語の勉強はパレートの法則が使えない

残念ながらパレートの法則はすべての教科に使えない。例えば英語はパレートの法則が使えない教科である。

例として、日本語の文章を20%隠すと以下のように読みにくくなる。(本文は夏目漱石氏の著書「坊ちゃん」より引用)
坊ちゃん

2文字隠して次の8文字を表示し、これを繰り返した例である。日本語で読んでも何が書いてあるのかわからない。

英語の場合、文章に出てくる単語の90~95%を理解できないと、何が書かれているのか把握できないのだ。つまり、多くの英単語を暗記しないと英文が読めず、英語は上達しない。

よって、英語は多くの英単語を覚える必要があり、パレートの法則は使えない。

パレートの法則を最大限に活用している参考書

入試に出くる問題を集めた参考書がある。パレートの法則が有効活用できるのは国語、数学、理科、社会である。

私が大きな本屋で最近調べた中で、旺文社の「高校入試合格でる順」シリーズが良かった。「高校入試合格でる順」シリーズの特徴は

  1. レベルが標準~応用
  2. 高校入試の問題を分析し、出題率の高い順に単元を並べている

である。科目別のオススメ問題集は

社会

地理・歴史・公民をレベル別に学習できる。

国語

パレートの法則を有効利用できるのは漢字・文法である。

旺文社の「高校入試でる順」シリーズは分野が細かくわかれて出版していることが特徴だ。もし現代文の問題が解けなくて焦っても、漢字で少し点を稼ぐことができるので、安心して試験に挑める。

現代文や古典も勉強したい人は「高校入試合格でる順」シリーズがオススメだ。

漢字・文法・古典・現代文をそれぞれ分けて学べる。

理科

理科も出題順なら効率よく学習できる。

数学

数学も同様に、出題率が高い問題を練習したほうが良いでしょう。

英語

前述したように、英語はパレートの法則が利用しにくい。多くの単語を覚えないと、文章が読めないからである。

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