高専受験時と入学後の成績は比例しない
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高専受験時の成績は、入学後に大きく変化していき、高専卒業時とは比例関係にならない。
入試の点数は関係ない
私の在籍していた高専の数学の教員は、授業中にこう言い放った。
「私の調べでは、この学校(高専)の入試のテストが高得点であっても、入学後に成績が落ちる学生がいる。反対に、入試のテストの成績が悪い学生でも、難関大学に合格する者もいる。入試の点数と入学後の成績は比例しない。」
また、ツイッター上に、高専生の成績を調査した結果が掲載されていたので詳しく見ると、高専入学時の順位と4年生の順位が図で紹介されている。
(出典:https://twitter.com/oku_zawa/status/515777236939456512)
上の写真を見ると、高専1年次の成績と4年次の成績は比例しないことがわかる。
個々の点に注目すれば、1年次の成績が4位の学生は、4年次に最下位になっている。また、1年次の成績が25位の学生は、4年次に同率1位になっている。
塾に行くメリットがほとんどなく、独学できない人は成績が落ちる
一般的な高校生は大学入試があるため、成績が落ちれば塾通いになり、嫌でも勉強することになる。
しかし高専の場合、高専の授業を完全に対応している学習塾は存在しない。(対応していると謳っている一部の学習塾もあるが、専門科目に対応しておらず、そのような塾に行っても留年は避けられない。)よって、成績が落ちても頼るものは教科書とノート、先輩からもらう過去問ぐらいであり、独学できない者は成績が落ちていく。
努力次第で成績は伸ばせるが、サボれば留年
高専の自由な学習環境ゆえに、強制的に受験勉強する必要もないので遊ぶ学生は遊ぶ一方で、大学編入試験のために勉強する学生は勉強する。
つまり、努力次第で難関大学に進学できるが、サボれば留年の危機に陥るのだ。