教員の授業レベルの差が大きい
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高専には学指導要領がないため、授業は教員によってレベルの差が激しい。(あくまで私の在籍していた高専の場合)
学指導要領がない
中学校や普通の高校の授業は文部科学省が定めた学習指導要領の沿って授業が行われる。
しかし、数学の教員から聞いた話によると高専の場合は学習指導要領がない。よって、教員が自由に授業内容を決めることができる。
中学校では教科書にそって授業が進んでいた。しかし、高専では教科書通りに授業が進まない場合がよくある。また、教科書自体がない科目や教科書をほとんど使わない科目もたくさんあるのだ。
下の図に中学校の時に比べ、私がどれくらい学習したか示す。
(高校になると理科は化学、物理、地学、生物に別れる。高専では主に物理と化学が中心的な存在である。私は地学と生物はどのような授業をしたのか忘れたので記載しなかったが、授業時間は地学、生物それぞれ50分×30限であった。)
数学や化学・物理、英語などは複数の教員同士で話し合い、授業方針を決めるため、授業はしっかりと進む。また、非常勤の教員も普通の高校と同じように授業をしてくれる。
問題は昔から高専にいる常勤の教員である。私の記憶では国語・歴史・法律の常勤の教員は授業内容を自分の好きな分野に時間をかけ、教科書の大半を省いていた。
私の在籍していた高専では、テレビ番組を見るために午後の授業時間を大幅に(30%)カットしている教員がいた。高専の教員は学習指導要領に束縛されないため、自由に時間配分ができる。
一方で、習う内容は少ないため共通テスト(旧センター試験)では不利になる。反面、一つの物事に奥深く知ることができるので、面白い授業を聞くことができる。