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自分に適した高専を選ぶ方法

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全国に58校の高専がある。その中で自分に適した高専を選ぶ方法を考える。

学科・学力・通学距離で選ぶ

大学受験も同じであるが、次の3点で決めると進路先を絞りやすい。

  1. 学科
  2. 学力
  3. 通学距離

学科

自分が興味を持てる分野を勉強することが望ましい。進学先を決める上で最も重要な要素は学科であり、進学したい高専に自分が興味を持つ学科がなければ、他の高専を受験した方がいいでしょう。

高専の学科編成の違いで紹介したが、進学したい学科を入学後に決められる「全学科統合型の学科編成」を採用している高専に進学するのもひとつの選択だ。
全学科統合型の学科編成

学力

自分の(特に数学と英語の)偏差値より非常に高い高専に合格すると、入学後は授業について行くことに苦労する。

授業についていけないと留年の危険性が高まるので注意だ。

通学距離

寮を希望でも自宅通学を念頭に!で紹介したが、学年が上がれば強制退寮するところもあり、進学する高専はできるだけ自宅から近い場所がよい。

専門科目は習う内容がほとんど同じ

専門科目は基礎的なことしか習わないので、例えばA高専の機械工学科に進学してもB高専の機械工学科に進学しても、専門科目で習うことはどの高専もほとんど同じだ。

私の在籍した高専に(当時は珍しい)1000万円する3Dプリンターがあったが、このような機械を使う時はほとんどなかった。

他の高専でも同様にその学校にしかない設備があるだろうが、何度も使う人はごく少数であり「この高専に進学しないと何々ができない」ということはほとんどなく、学科名が同じであればどの高専であっても習う内容はほとんど同じだ。

一方、一般科目の授業は偏差値に比例して高専ごとの差が大きい。私が高専在学中に聞いた話によると明石高専は英語の授業をすべて英語で行うようだ。英語が苦手な学生にはついていけないでしょう。

よって、学科名が同じであれば、授業レベルは専門科目がほとんど同じなのに対し、一般科目は偏差値に比例して授業のレベルが上がる。

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