学力選抜の合格者の内申点が判明
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高専の入試における学力選抜の合格者の内申点が公開されている。この情報をもとに、高専の学力選抜では内申点がいくら必要なのかを探る。
合格者は5段階で最低でも平均3.0以上ある
下のグラフは岐阜高専の資料から、合格者の内申点(調査書)の最低・平均・最高点を年度ごとに示したものである。
なお、調査書とは中学2年と3年時の2年間における5段階評価を3倍にした値であり、270点満点だ。式で示すと次の通りなる。
5段階×9科目×2年間×3倍=270点
上のグラフの通り、過去12年分のデータから以下のことがわかる。
- 最低でも約160点(各教科の評点の平均が3.0)以上ないと合格できない
- 約210点(同3.9)が合否の分かれ目
- 約240点(同4.4)あれば合格の可能性が高い
岐阜高専は偏差値が66(令和2年度)と高く、下のグラフの通り、学力選抜の入試倍率も全体的に見れば毎年高い。
一方、他の高専は偏差値や入試倍率がもっと低い場合が多く、5段階で評点が平均3.0でも合格の可能性が十分ある。
内申点と合否が無関係の場合もある
高専によっては学力選抜の際に、内申点の点数配分が少なかったり、そもそも内申点に関係なく当日の筆記試験の点数だけで合否を判断する場合がある。
よって、高専を受験したい学生の中で内申点が低い方は、このような内申点の点数配分が低い学校を選んだ方が合格しやすくなる。