内申書は受験にほぼ影響しない
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犯罪歴を除けば、内申書に何が書かれていても、受験には影響しない。その理由を解説する。
参考程度にしか見られていない
私が中学校の頃、「内申書に何を書かれるのだろう」と気にして学校生活を送っていたが、実は、高校側は内申書を参考程度にしか見ていない。
実際に、私の知り合いで暴力事件を繰り返していた者(補導歴あり)や、遅刻を繰り返していた者がいたが、問題なく公立の学校に合格している。
高校側が内申書を軽視する理由は、点数化することができないからだ。
例えば、生徒会長経験者には10点とした場合、この賞には何点、この事例には何点と、評価対象が無限に増えていくし、そもそも評価基準自体を定めることが難いからである。
高校側は情報の真偽を調べられない
また、教員によって生徒の評価基準が大きく異なるため、一部の教員だけが書いた情報を高校側は信用しにくいし、高校側が情報の真偽を調べる手段もないので、合否には使いにくい。
仮に高校側が嘘の情報を信じて、ある受験生を不合格にし、後でその情報が嘘と判明した場合、受験生から裁判されると確実に負けてしまうので、やはり内申書の情報は信用できないのだ。
内申書は、合格ギリギリの同じ点数の受験者が2人いて、どちらかを落とす時に使われる程度である。
犯罪歴は確実にアウト
中学校在学中に、万引きや強盗といった刑法に反する罪を行った場合、教員が内申書にそのことを記載するため、確実にバレる。
高校は犯罪歴を理由に受験生を不合格にできるし、仮に裁判をされても、犯罪歴を理由に裁判で争うことができるので、中学在学中に犯罪歴があると、高校受験では影響する。