ユニークな入試を実施する高専がある
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高専の中には暗記能力に頼らない風変わりな試験を実施しているところもある。
体験実習入試
和歌山高専では体験実習選抜(AO)入試を実施している。体験実習選抜では調査書・面接・小論文・体験実習で合否判定を行なっている。
体験実習では中学校の教科書には載っていないような特殊な問題が出題される。例えば物質工学科では平成22年度に以下のような問題が出題された。
自転車の使い方(操作方法)をわかりやすく説明しなさい。説明には,「発車」,「転回(方向転換)」および「停車」の項目が必ず含まれるようにすること。また,必要があれば説明項目を追加してもかまわない。なお,自転車は図に示すような,いわゆるシティサイクルと呼ばれるタイプとする。
答案は,解答用紙に横書きで600字程度で記述しなさい。
(出典:和歌山高専-体験実習入試の課題および小論文のテーマ)
一般的な入試では記憶力の競い合う競争であるが、体験実習入試では思考力や創造力を競い合う試験になっている。
体験実習入試について詳しくは和歌山高専―体験実習入試へ。
他の高専でも、和歌山高専と同様の入試を実施している。
鳥羽商船
平成23年度体験学習による入学者選抜の概要(PDF)へ。
変わったテーマの小論文
高知高専の推薦入試に出題される「推薦B」では、「立体図形を説明する」などのユニークな小論文が出題される。奈良高専の体験実習選抜と同じく、実習を伴う試験問題となっている。