運動系の部活動は性格を悪化させることが明らかに
スポンサードリンク
文部科学省や学校が野球やサッカーなどの運動系の部活動を推進する理由として「スポーツは他者を尊重し、公正さを尊ぶ態度を培う」ことを挙げてきた。
しかし海外の大学の研究結果から、運動系の部活動は人格形成を悪化させ、反社会的な人間へと変貌することが明らかになっている。今回はその原因を紹介する。
熟練者ほど人の尊厳とルールを軽視する
PRESIDENT Onlineー「スポーツは人格形成に必ず役立つ」はウソである によれば、アメリカの大学4校に所属する男女455人と、公立高校16校に所属する男女273人を対象に、怪我をしている箇所への攻撃、報復死球、威嚇・脅し、審判へのだまし、言葉による攻撃、誤審の黙認などを許容するかどうかを問う25の項目を調査した。
(出典:PRESIDENT Online、表の「トラッシュトーク」とは汚い言葉や挑発で相手選手の心理を揺さぶる行為のこと)
その調査結果によれば、先ほど紹介した理念「スポーツは他者を尊重し、公正さを尊ぶ態度を培う」とは真逆の結果となり、熟練者ほど人の尊厳とルールを軽視する傾向が見られた。
私も公立の中学でサッカー部に在籍していたが、監督(教員)はルールで禁止されている不正行為を試合で使うように選手(生徒)に要求していたし、勝つために不正行為を強要する行為は他のスポーツでも横行している。
運動系の部活動に参加する生徒ほど反社会的傾向が高い
また別の論文でも、運動系の部活動に参加する生徒は(いじめや、授業中に大声を出して騒ぐなどの)反社会的傾向が高く、学校での逸脱傾向が高いと指摘されている。
このような不正を正当化する環境で育てば人格形成は悪化するし、不正行為をしてスポーツで成功してきたらな、当然ながら社会でも成功するために不正行為をするようになるし、運動系の部活動をするほど人格形成を悪化させ、反社会的な人間へと変貌していくのは当然の結果である。