学校の黒髪強制は人権侵害
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生まれつき茶色い髪だった生徒が、学校から強制的に黒色に染められた事件が海外メディアに報道されて、注目を集めた。そこで、黒髪強制がなぜ人権侵害となるのかを解説する。
皮膚に疾患を負い、さらに授業の出席を拒否される
J-CAST-海外メディアがあきれた黒髪強制の校則 大阪府立懐風館高校の女子生徒が訴訟起こすなど、日本のメディアは学校教育における黒髪強制の是非について大きく取り上げいる。
この問題は、大阪府の公立高校に通う女子生徒が、生まれつき茶色い髪だったにもかかわらず、学校から強制的に黒色に染めさせられて皮膚に疾患を負い、さらに授業の出席を拒否され、不登校になったとして府に賠償を求める訴訟を起こしたものだ。
これをBBC(イギリスの公共放送)やガーディアン(アメリカの大手新聞社)といった海外メディアが次々に報道したため、問題が大きくなった。
これを人権侵害と見るのか、しつけと見るのかで議論されているが、完全な人権侵害である。
人種差別は、表現の自由とはならない
なぜなら、本人が努力しても改善できないからだ。
例えば在日韓国・朝鮮人を誹謗中傷している団体が、名誉毀損で訴えられた事件があったが、最高裁では団体の人種差別は表現の自由とはならず、名誉毀損であることを認め、賠償命令を下した。
本人がどんなに努力をしても、体内のDNAを書き換えて日本人になることは不可能であり、最高裁の判決は妥当である。
このように、本人が努力しても改善できないことは人権侵害となってしまう。