実は学習塾がある国はほとんどない
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学習塾があるのは日本や韓国くらいで、他の国ではほとんどない。その理由を紹介する。
東アジアと欧米では教育システムが根本的に異なる
下の表は各国の教育システムの違いである。
日本・韓国・中国 | 欧米 | |
---|---|---|
就活 | 学歴重視 | 能力重視 |
入試の難易度 | 難しい | 簡単 |
入試方法 | 全学校が同じ試験を採用 | 学校ごとに異なる |
進級・卒業 | 簡単 | 難しい |
どこの国でも、良い仕事に就くために高い教育費をかける傾向は変わらないが、教育費の使い道が異なる。
学歴がその後の人生を決める国では、受験競争が激しい
下は韓国の受験戦争の激しさを紹介した動画である。
韓国では学歴によって就職先が決まるため、子どもは名門大学に入るため朝から晩まで勉強させられ、学習塾にも多額の費用をかける。
一方、能力を重視する欧米の国では、名門大学に入るよりも高い技能を習得できる学校に入った方が就職に有利なので、学習塾ではなく学校そのものに多額の費用をかける。
統一試験がある国では学習塾が多い
日本・韓国・中国では、どの大学も入学試験は暗記力を問われる試験で構成され、試験の内容もほぼ同じなので、試験の攻略法を知っている学習塾は受験生にとって有益な存在のため学習塾が繁栄していく。
一方、欧米の国では学校ごとに選考方法が大きく異なるので、学習塾が役立つ場面は少なく、ビジネスとして成立しにくい。