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大学を卒業しても就職できない理由

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かつては大学を卒業すれば簡単に就職できたが、2000年代から難しくなり、近年では名門大学を卒業しても就職できない者が増えてきた。

そこで、大学を卒業しても就職できない理由を研究すると、以下の理由が考えられる。

  1. 学費が高騰し、能力のある人材が減る
  2. 誰でも入れるようになり、希少性がなくなる
  3. 大学の教育が時代に合っていない

学費が高騰し、能力のある人材が減る

高専卒業し隊-簡単に学歴を手に入れる方法で紹介したが、1975年から2015年にかけて、日本は物価が2倍程度にしか上がっていないにもかかわらず、大学の学費は15倍に値上がりしている。

その結果、優秀な能力があるにもかかわらず大学に行けない学生が増え、大学生の平均的な能力が低下し続けている。

誰でも入れるようになり、希少性がなくなる

また、1992年から2009年にかけて、日本は18歳の人口が半分になる一方、大学の数は2倍程度に上がり、お金さえあれば誰でも大学に入れるようになった。

その結果、大学生に希少性がなくなってしまった。

大学の教育が時代に合っていない

機械化や国際化、IT化、AI(人工知能)の登場などの大きな変化により、労働環境は大きく変わり続けている。

本来、大学は時代に合わせて教育内容を変えなければならないが、今も昔も教育の大部分は暗記力に重点を置いている。

確かに、電子辞書やインターネットがなかった時代では、暗記力が重要な能力であった。

しかし時代が変化し、答えがすぐに見つかる社会へと変化したため、企業が学力の高い=暗記力の高い学生を採用しても、彼らが昔のように活躍しにくい時代へと変化した。

一方、高専卒業し隊-IT業界で成功する者は高卒が多いで紹介したが、IT業界で成功している人は大学中退や高卒、高校中退、中卒といった大学を卒業していない人が多い。

よって、大学が時代に合わせて教育内容を大きく変えない限り、社会で活躍できる人材を育てられず、大学を卒業しても就職できない者が増えていく。

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