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高専の教員は研究費にご不満

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高専の教員は少ない研究開発費に不満を持っている。研究費が出ないという理由で1年で辞めた教員もいる。

少ない研究費

高専は研究費が少ない。私が在籍した高専では、研究費が少ないという理由で1年で辞めた教員もいた。

長岡高専の石田博樹氏は論文「高専問題の打開と展望」(リンク切れ)で高専に着任した教員について次のように述べている。

Careerを持った新任教官が、たちまち脱出を希望することになるのは無理からぬことである。

(「高専問題の打開と展望」より引用)

学生の研究費も少ない。高専5年生は卒業研究という授業を1年をかけて行う。学生は研究費内であれば研究に必要な道具を自由に買える。普通、大学工学部などでは学生1人に100万円程度研究費がでる(らしい)。しかし、高専はその約1/10であった。

有能な研究者はいない

高専には良い研究者はいないようである。

石田博樹氏は前述の論文「高専問題の打開と展望」で教員について次のように述べている。

学問研究を本業とする者としてのまともな職務実績のある教官がほとんどいない。そもそも学問研究者としてまともに Career を積んだ上で採用となった教官がほとんどいない。士気を全く失った活気のない教官集団

(「高専問題の打開と展望」より引用)

産業高専の古川純一氏も論文「高専教員と研究」(リンク切れ)で次のように述べている。

高専に着任して、学問研究を本業とするまともな教員はほとんど居ないことを知り、驚き、失望した。

(「高専教員と研究」より引用)

私が在籍した高専にある高学歴な教員がいた。その教員にある学生が「なぜ、先生はこんな学校にいるのか?」と問うと、教員は「だって研究に興味ないから。」と答えた。夢を持つ教員(技術者)は他の大学に行ってしまうようだ。

研究環境は揃っている

研究者にとって高専の研究設備も不満のようである。しかし、悪いことばかりではない。

古川純一氏は前出の論文「高専教員と研究」で次のように述べている。

高等教育機関とはいいながら、高専の研究環境は、大学のそれに比べて、劣悪である。しかし、研究するための最低限の条件は備っている。

(「高専教員と研究」より引用)

私の聞いた話によると、工業高校より研究設備は整っているようだ。基礎的な研究から学びたい研究者にとっては最低条件は整っているのだろう。

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