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高専生は大卒より給料が低い

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(この記事は古い内容を含んでいます。)

高専卒業後、大学へ進学せずに、そのまま就職すると大卒より給料が少なくなる。

高専卒は初任給18万円

高専卒業後すぐにパナソニックに入社したある先輩によれば、高専卒は開発部の人に比べて、ボーナスに歴然とした差があるようだ。開発部に行く人はたいてい大卒か大学院卒である。

私が在籍した高専の教員によると、「大卒の初任給が20万円なら君たちは18万円である」と言っていた。

大学に比べ、高専は就職しやすい。当然ながら、就職しやすいので給料もそれだけ少なくなる。

一生涯に受け取る給料は高卒とほぼ同じ

高専生は大学生より2年早く卒業するので、生涯賃金が高いのでは?

こんな疑問を抱く同級生も多くいるのだが、実際は高専卒と大卒では大きな差が生まれる。生涯賃金を図で見ると、下のようになる。
高校・高専・短大・大学卒の生涯賃金
(All About「学歴と生涯賃金」より作成)

男性の場合、統計的に見ると、高専卒と大卒は生涯賃金で4000万円という歴然とした差がある。60歳までの収入なので、65歳退職を想定すると、実際にはもっと大きな差が生まれる。

また、男性の場合、高専卒と高卒とのは差はない。

(短大と高専は学業が修了する年齢がほぼ同じだが、厚生労働省はまとめて発表しており、残念ながら高専卒だけの生涯賃金が不明である。)

近年では大卒と同じ待遇の場合も

高卒や大卒、高専卒の待遇は企業によって異なり、大卒を優遇する企業もあるが、高卒も高専卒も、そして大卒も同じ待遇のところもある。

昔は「部長以上に昇格するには東大・京大卒でなければならない」といったように学閥のある企業もあったが、近年ではほとんど存在しない。

そして学歴格差が年々小さくなっているため、将来的には高専卒であっても高卒や大卒と同じ待遇に近づくでしょう。

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