高専の学科別の男女比
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高専の学科別の男女比と教員の男女比を紹介する。
女性学生の割合が1割の学科もあれば8割のところも
一関高専「高専女子百科Jr. 2015年版」には、2015年度における高専の学科別の男女比率が公開されている。
その資料をもとに、学科別の男女比をグラフに作成した。
機械系は男子学生が圧倒的に多い
機械・材料・電気・電子系学科は、学科を大雑把に分けると、主に機械系に分類されることがよくある。
上記の図の通り、これらの学科は女子学生が1割程度しかおらず、男子学生が圧倒的に多いことがわかる。
化学・生物系は、高専の中では女子学生が非常に多い
どこの高専でも、化学・生物系学科は女子学生の割合が(半分を超えることは少ないが)大きい傾向にある。
デザイン系は女子学生が多い
英単語のdesign(デザイン)には「(芸術作品を)構想する」の意味に加えて、「(機械・建物を)設計する」という意味がある。
洋服やバッグなどの芸術品をデザインする仕事を目指す女性は多いが、工業分野でも同様の動きがあり、自分でデザイン(設計)することできる建築・建設系学科には、他の学科に比べて女子学生が多い傾向にある。
経営系は例外
経営系学科の学習内容が商業科高校に近いことが影響し、女子学生の割合が8割を占める。
教員も男性だらけ
学生だけでなく、高専の教員も男性だらけである。特に、校内にいる機械・材料・電気・電子系学科の教員が全員男性という場合もよくある。
高専の男性教員は男子学生に比べて女子学生への対応が優しいが、男女比を考えれば納得だ。