九州の各高専に半導体の専門教育が始まる
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台湾の半導体大手・TSMC社が8000億円かけて半導体工場を熊本県菊陽町に建設することに伴い、日本政府が九州地方の各高専(久留米、有明、北九州、佐世保、熊本、大分、都城、鹿児島、沖縄)に半導体専門の教育課程をはじめる予定だ。
需要は急激に増えている
(出典:EE Times Japanー2050年までの世界半導体市場予測)
ここ数十年で半導体への需要が急激に増えており、日本では自動車向けの半導体不足が大きな問題になっている。
半導体とは:電気を使う製品に使われている材料のこと
半導体とは電気を良く通す金属などの「導体」と電気をほとんど通さないゴムなどの「絶縁体」との、中間の性質を持つシリコンなどの物質や材料のことである。
例えばパソコンやスマートフォン、自動車など、電気を使うあらゆる製品に半導体は使われている。
メリット・デメリット
半導体の授業は、今まで電気工学科、電子情報工学科などで行われていたが、今後は半導体専門の学科で授業が行われるかもしれない。
メリット
- 半導体は世界中で需要が年々伸びており、今後も需要が見込め、就職しやすい
- 日本に半導体専門の教育機関はほぼ存在せず、半導体分野の就職では有意になる
デメリット
- 新しい授業が増えた分だけ、なくなる授業もある
- TSMC社のために作られた教育課程のため、就職先は熊本県菊陽町の工場がメインとなる