各学科の職種の多様性
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例えば自動車が好きで自動車専門学科に入学しても、興味がなくなれば、希望する就職先がなくなる。
一方、学科の柔軟度が高いと、職種が多いので自分の希望する第2の職種に就職できる。
機械工学科
機械工学科は、自動車や電車、飛行機、ロケットまで、動力を必要とするあらゆる製品が対象となり、職種も多い。
また、電気・電子制御工学科関係の就職も可能だ。
電気工学科・電子制御工学科
電気・電子制御工学科は、身の回りにある電化製品が対象となるため職種はある程度ある。
また、機械・情報工学科関係の就職も可能だ。
情報工学科
コンピューターに関するあらゆるものが対象となるため職種も多い。パソコン、近年はスマートフォンの普及とともに業界も拡大している。
情報分野に強いと、理系のみならず文系の就職にも役立つ。
物質工学科
物質工学科は、身の回りにある化学製品が対象となるため、職種も多い。
建築学科・環境都市工学科
建築学科は建築関係へ、環境都市工学科は土木関係の仕事にやや限定される。
商船学科
商船学科の航海コースは、船舶職員(船長、航海士)に限定されるため、職種は限定的だ。機関コースは、機械や電気、コンピュータ、自動制御など幅広い分野を学べるため、職種は広い。
材料系学科
材料系学科は、身の回りにある材料・繊維が対象となるため職種も多い。昔から薄型・軽量・頑丈な素材の研究が盛んに行われており、今後も続くでしょう。
経営系学科
学科の学習内容が工学部というより商業学科に近く、職種の多さは不明。
業界が大きいと職種も多い
日本経済新聞-日本企業の売上高ランキングを見ると、機械や電気・電子・通信関係のメーカーが目立つ。
トヨタ等の自動車業界は国内のみならず海外にも販路を広げ、売上も大きいため機械関係の職種が多い。同様に、日本は日立・パナソニックなどの電機メーカーも売上が大きいため、電気・電子分野の職種も多い。
専門が偏りすぎている学科には注意!
専門分野にあまりにも偏った学部がある。職種も限定されるため、入学後にその分野の興味を失えば、退学しか逃げ道がない。
特に注意が必要なのは商船学科、やや注意が必要なのはデザイン学科だ。