高専入試の際に資格で有利になれる学校が判明
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英検や漢検といった資格を保有していれば、一部の高専では入試で加点してもらえるため、入試で有利になれる。そこで具体的な資格の種類や加点数、学校名を紹介する。
資格を保有すれば入試で有利になれる学校一覧
資格による加点や優遇をしてくれる学校を一覧で紹介する。
資格 | 特徴 | 各資格の加点数 | |
---|---|---|---|
釧路高専 |
実用英語技能検定 3級以上 日本漢字能力検定 準2級以上 実用数学技能検定 3級以上 算数・数学思考力検定 3級以上 理科検定 3級以上 国際標準計算能力検定 レベル9以上 TOEIC Bridge 130点以上 TOEIC 345 点以上 IT パスポート試験 合格 |
左記のいずれかの資格を保有すれば自己推薦(特別)による選抜が可能 | ー |
東京高専 |
実用英語技能検定 準2級以上 実用数学技能検定 準2級以上 |
左記のいずれかの資格があれば「資格点」として推薦選抜で加点される。 推薦選抜の配点は合計100点で資格点はその中の4点分。 |
各資格2点づつ、計4点 |
松江高専 |
日本漢字能力検定 実用英語技能検定 TOEIC |
推薦選抜と学力選抜で影響する | 不明 |
呉高専 |
実用英語技能検定 2級以上 実用数学技能検定 2級以上 実用理科技能検定 2級以上 基本情報技術者試験 |
左記のいずれかの資格がれば、特別推薦の出願資格を取得することができる | ー |
熊本高専 |
実用英語技能検定 3級以上 実用数学技能検定 3級以上 算数・数学思考力検定 3級以上 日本漢字能力検定 3級以上 理科検定 3級以上 ICTプロフィシエンシー検定3級以上 珠算能力検定(日商) 2級以上 暗算検定(日珠連) 2級以上 |
左記のいずれかの資格があれば「特別活動」として加点される。 推薦選抜の配点は調査書135点・特別活動10点・面接60点の合計205点。 |
各資格の加点数は不明だが、生徒会活動や部活動の実績も合わせて最大で合計10点 |
沖縄高専 |
日本漢字能力検定 準2級以上 実用英語技能検定 準2級以上 実用数学技能検定 準2級以上 実用理科技能検定 2級以上 |
推薦選抜と学力選抜で影響する | 不明 |
(情報は2023年度時点)
資格による加点数を明確に公表していない高専も多いが、受験生が同点であった場合、少し有利になる程度でしょう。
また東京高専や熊本高専の加算点を見る限り、加算されたとしても少し上がる程度だと思われる。
加点数はごくわずか
例えば東京高専の令和5年度の募集要項によれば、以下の表の通りの配点をしている。
(出典:東京高専ー令和5年度 学生募集要項)
東京高専の入試では、英検準2級以上・数検準2級以上持っていれば、それぞれ2点づつ、合計で4点獲得できる。
5パーセントだけ有利になれる
推薦選抜を受験する学生の面接点と内申点の平均点がそれぞれ8割あると仮定すると、準2級以上の英検・数検を持っていれば、合計点は
面接点(30×0.8)+内申点(27×0.8+39×0.8+4)=80.8点
よって英検や漢検といった資格を保有していれば 4点/80.8点=約5パーセント有利になれる。