高専の推薦選抜の基本情報
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高専における推薦選抜の特徴を紹介する。(高専によって「特別選抜」など、名称が異なるが「推薦選抜」に統一する。)
推薦選抜とは
推薦選抜とは面接+小論文+適性試験+調査書で合否が決まる選抜方法である。学校によっては面接と調査書のみで入学の可否を判定する。
面接試験は受験生間の得点差が小さい
高専の入試面接は中学生向けのものであり、難しい質問などは出題されにくい。そのため、普通に回答すれば合格点がもらえ、受験生間の得点差が小さい。
小論文も差が小さい
高専の小論文試験も中学生向けのものであり、難しい課題などは出題されにくい。そのため、普通に書けば合格点がもらえ、受験生間の得点に大きな差は生まれにくい。
適性試験とは
適性試験とは、学力選抜の筆記試験の省略バージョン、いわゆる小テストである。多くの学校では、学校側の負担を減らすために適性試験は実施しない。
一方、熊本高専や久留米高専などでは適性試験を実施している。問題を公式サイトで公表しているので「高専 適性試験」などで検索すると試験問題が見つかる。
推薦選抜の条件
推薦選抜を受けるには調査書の点数が一定以上に達することが条件である。受験生に求める調査書の点数は高専によって異なり、以下の通りだ。
高専 | 推薦選抜の出願資格 |
---|---|
東京高専 | 中学2~3年生における9教科の5段階評価の合計が38以上で、かつ数学・理科・英語の評定値4以上であること。 |
木更津高専 | 主要5教科の5段階評価が平均4以上で、かつ副教科の5段階評価の平均が3以上であること。 |
鈴鹿高専 | 中学3年生における9教科の5段階評価が平均4.1以上であること。 |
点数配分は調査書に重点が置かれている
点数配分は高専によって異なり、以下の通りだ。
高専 | 点数配分 |
---|---|
東京高専 | 面接120+適性試験180+調査書300=計600点 |
函館高専 | 面接:調査書=1:5の比率で点数配分する |
点数配分を公表していない高専の場合、問い合わせても教えてくれない可能性がある。点数配分を公表していなくても調査書、つまり内申点を重視しているでしょう。