高専の授業に関するQ&A
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高専の授業に関する質問や疑問を紹介する。
注意:高専によって授業内容や規則が異なる。
Q1:週5日制?
A1:週5日制である(苫小牧高専)
平日のみ授業があり、土日には授業がない。
Q2:授業は何分間?
A2:1限あたり45分または50分
1つの教科で2限連続授業がよくある。途中で休み時間を取る教員もいるが、休み時間もなく2限(1時間30分以上)ずっと授業をする教員も多い。明石高専のように1限あたり90分の高専もある。
Q3:1日何限あるのか?
A3:6~8限
授業時間は1年生が最も少ない。授業時間が徐々に増え、4・5年生は最も多い。私が在学していた高専の時間割は下のようになっていた。
1年:8限(月)+6限(火)+6限(水)+6限(木)+6限(金)
5年:8限(月)+6限(火)+6限(水)+8限(木)+8限(金)
Q4:時間割は専門科目が多いのか?
A4:1年生は少ないが徐々に増えていき、5年になると専門科目が多くなる
下の表は私が在学していた高専の単位数の変化である。1単位あたり30限(時間)の授業がある。
学年 | 一般科目 | 専門科目 | その他 | 合計 |
---|---|---|---|---|
1年 | 28 | 4 | 0 | 32 |
2年 | 24 | 8 | 1 | 33 |
3年 | 20 | 12 | 1 | 33 |
4年 | 6 | 29 | 1 | 36 |
5年 | 0 | 36 | 0 | 36 |
1~3年生までは文部科学省が定める高卒認定条件を満たす必要があるため、一般科目が多い。4年生から、大学と同じく自由にカリキュラムが組めるため、一般科目が少なくなっていく。
Q5:授業より実習の方が多いのか?
A5:授業のほうが多い
よく高専のホームページでは実験・実習をしている学生の写真が掲載されているが、実験・実習より座学(椅子に座って先生の話を聞く)の授業の方が圧倒的に多い。
Q6:大規模な実験実習はできるのか?
A6:できない
高専の予算上、実験・実習は基礎的なものが中心であり、お金のかかる実験はできない。新エネルギーや新たな素材を開発するなど、資金が必要な研究をする場合は、大学へ進学することになる。(詳しくは記事「高専と高校と大学の違い」へ)
Q7:パソコンを普段あまり使わないのだが、高専の授業についていけるのか?
A7:今からパソコンを練習したほうが良いでしょう
高専に入るとパソコンを使う機会が増える。入学当時、私はパソコンの使い方があまりわからずパソコンを使う授業についていけなかった。パソコンの習得度でレポートの質に影響が出てくるし、特にネットに強いと情報収集能力に違いが出てくる。
しかし、受験生にとっては受験勉強で忙しく、パソコンの勉強を今するのは難しいと思う。
高専の合格発表日から入学まで約1ヶ月間あり十分時間があるので、その期間でパソコンを少し勉強したほうが良いでしょう。習得すべきパソコンスキルは「はじめてのパソコン入門」のような本で十分である。
Q8:体育の授業は5年生まであるのか?
A8:3年生または4年生まで
体育の授業時間数や期間は学校によって異なり、3年生または4年生まである。
私の在籍していた高専では3年生まで、週2限の授業であった。
Q9:水泳の授業はあるのか?
A9:学校によって異なる
学校によっては、経費削減のためプールが無かったり、あったとしても選択科目の場合もある。
私の在籍していた高専では1~2年生は水泳の授業があった。