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高専の入試に関するQ&A

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高専の入試に関する質問や疑問を紹介する。

「特別選抜」など、高専によって名称が異なるが「推薦選抜」に統一する。

同様に、「学力検査」など名称が異なるが「学力選抜」に統一する。

Q1:入学者の選抜方法はどうなっているのか?

A1:推薦と学力の2つの方法がある(呉高専

推薦選抜または学力選抜のどちらかに合格すると高専へ入学でき、一般の入試制度と同じく、推薦選抜に不合格になっても学力選抜を受けることができる。

Q2:推薦選抜と学力選抜の違いは?

A2:推薦は内申点重視の試験、学力は筆記試験重視の試験

推薦選抜は面接(+小論文)(+適性試験)、ならびに調査書で合否が決まる。配点は内申点が大部分を占めるため、内申点が合否のカギを握る。詳しくは推薦選抜における内申点の影響度へ。

学力選抜は筆記試験(+調査書)で合否が決まる。配点は筆記試験が大部分を占めるため、当日の試験の点数が合否のカギを握る。詳しくは学力選抜における内申点の影響度へ。

Q3:第1,2,3志望に差はあるのか?

A3:志望順に差はない(舞鶴高専

高専の入試では高得点順に合格者を決定する。ただし、第1志望で合格学科が決定されると、第2志望以下の権利は消失する。

Q4:入試に必要な持ち物は?

A4:受験票や筆記用具、腕時計、メガネなど

試験会場に時計がない場合があり、腕時計は持参したほうが良いでしょう。

Q5:調査書の成績はいつのものを記入するのか?

A5:推薦選抜は3年生の12月31日、学力選抜は3年生の1月31日までのもの(仙台高専

学校によっては推薦、学力に関係なく、3年生の12月31日までの成績で内申点が決まる。この場合、12月31日以降の成績は内申点と関係ない。

Q6:入学願書提出後に志望学科を変更することはできるのか?

A6:できない(津山高専

教室に収容できる人数に限度があるため、入学願書提出後に志望学科は変更できない。

Q7:合格が決まった後、入学の辞退はできるのか?

A7:できる(舞鶴高専

経済上・病気・事故・その他の理由により入学できない受験生がいるため、辞退できる仕組みになっている。(しかし、極力辞退しないほうが良いでしょう。)

Q8:調査書に記入した資格や課外活動等は、どの程度入学の判定に影響するのか?

A8:ほとんど影響しない(沖縄高専

沖縄高専の場合、資格や課外活動の得点は、推薦選抜では全体の3~4%、学力選抜では全体の1%程度である。大分高専では取得した資格によって点数は変わらないことを、教員が明言している。

すべての検定を点数化しにくいため、高専側が資格や課外活動等に追加点を付けないようにしている。ただ、試験で他の受験者と同点の場合、資格を持っている受験者が優遇される。

Q9:女子生徒は入試に有利なのか?

A9:有利

高専は女子学生が少ないため、各学校で人数を増やそうと様々な取り組みをしている。

そのため入試で同じ点数だった場合、男子生徒より合格しやすいでしょう。

Q10:試験のボーダーラインはあるのか?

A10:ある(公大高専

詳しいボーダーラインは公開されていない。総合○○点と決められている可能性が高い。合格最低点については学力選抜の合格点へ。

Q11:公立高校と併願はできるのか?

A11:併願できる(旭川高専

高校入試制度は各都道府県によって違うので一概には言えないが、高専を不合格になっても公立高校の後期試験(都道府県によっては名称が一般入試)を受けることができる。

近年は、少子化により入学志願者が減少し入試倍率が低下。特に地方では学生の確保が難しくなっている。そのため、「高専と公立高校を2つとも合格し、どちらか一方を後から選べる」といった入試制度を採用する学校も増えている。

少子化によって入試制度が年々変化しているので、受験する学校に問い合わせるか、中学校の担任の先生に聞いたほうが良いでしょう。

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