何でも充電できるモバイルバッテリーを比較
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スマートフォン、タブレット、ノートPC、モバイルルーター、ゲーム機、電動工具など、どんなモバイル端末でも充電できる、家庭用(AC)コンセントが内蔵されたモバイルバッテリーを比較する。
1kg以下の製品に限定
家庭用コンセントが内蔵されたモバイルバッテリーは日本でいくつか販売されているが、その中で本体重量が1kg以下の製品に限定すると、次の3製品が該当する。
メーカー | サンワサプライ | リンクスインターナショナル | Goal Zero |
---|---|---|---|
製品名 | 700-BTL025 | enerpad AC-24K |
Sherpa 50 Recharger V2 (R2) + Sherpa Inverter AC Inverter V2 |
電池の種類 | リチウムイオン | リチウムイオン | リチウムイオン |
電池容量 |
41.3Wh 11,400mAh |
86.4Wh 24,000mAh |
50Wh |
充電目安 |
iPhone6s:4回 XperiaZ5:2.5回 iPad:1回 |
不明 | 不明 |
出力端子 |
AC×1 USB×1 |
AC×1 USB×2 |
AC×1 DC×1 USB×1 |
最大出力 |
AC:65W(100V 50Hz) USB:DC5V/2.4A |
AC:85W(100V 60Hz) USB:DC5V/2.4A |
AC:100W(100V) DC:75W(12V/6A) USB:DC5V/1.5A |
スマホの急速充電 | ○ | ○ | × |
ACとUSBの同時出力 | × | ○ | × |
本体の充電中にACまたはUSB出力 | × | × | 不明 |
本体の充電時間 | 3~4時間 | 4~5時間 | 3時間 |
電池残量の確認機能 | ○ | ○ | ○ |
重さ(本体のみ) | 600g | 700g | 500g+160g |
保証期間 | 6ヶ月 | 6ヶ月 | 不明 |
繰り返し充電 | 500回 | 500回 | 1,000回 |
その他 | microUSBケーブル付き |
別売のソーラーパネルやシガーソケットから充電可能。 冷却ファンを搭載 |
|
価格 | 12,800円 | 29,215円 | 24,198円+6,048円 |
(価格は2016年7月時点におけるAmazonでの最安値を参照)
サンワサプライ「700-BTL025」
サンワサプライ社のモバイルバッテリー「700-BTL025」は本体が軽くて価格が低く、そして価格の割に電池容量が大きいことが特徴だ。
「700-BTL025」はコンセント部分が周囲よりへこんでいるため、電源プラグによっては挿しにくい場合もあるが、市販の電源延長ケーブルを挿せば問題なく利用できる。
なお、「700-BTL025」はおそらく日立マクセル社が販売した「MPC-CAC11400」のOEM(相手先ブランド製造)であり、性能や価格がほとんど同じなので、どちらを購入しても製品に違いはない。
リンクスインターナショナル「enerpad AC-24K」
リンクスインターナショナル社のモバイルバッテリー「enerpad AC-24K」は、24,000mAhという大容量のサンヨー製リチウムイオン電池を搭載していることが特徴だ。そしてUSB出力端子が2つも付き、ACとUSBの同時出力も可能だ。
一方、電池容量の割には価格が高い。
Goal Zero「Sherpa 50 Recharger V2 (R2)」+「Sherpa Inverter AC Inverter V2」
Goal Zero社のモバイルバッテリー「Sherpa 50 Recharger V2 (R2)」は、別売(下の画像の製品)の「Sherpa Inverter AC Inverter V2」を取り付けることで、AC出力が可能となる。
AC出力は最大100Wであり、本体の充電時間は短く、繰り返し可能な充電回数は1,000回もある。
「Sherpa 50 Recharger V2 (R2)の最大の特徴は、別売(下の画像の製品)のソーラーパネルを取り付けて太陽光発電で充電ができ、災害時に役立つことだ。
一方、電池容量の割には価格が高く、スマートフォンの急速充電にも対応していない。
タブレット向けモバイルバッテリーとの違い
スマートフォンやタブレット向けのモバイルバッテリーとの違いは、コンセント内蔵型モバイルバッテリーの方が、電力の最大出力が大きくて使用用途も幅広い一方、電池容量の割に価格が高くて重量も重く、商品数が少ないことだ。