高専で必要なパソコンのスペック
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高専に入学する新入生にオススメのパソコンや、高専で必要なパソコンのスペックを紹介する。
購入した後、後悔しないために
せっかくパソコンを購入しても、性能が悪く、場合によってはもう一度買い換えることになってしまう。そこで購入した後に後悔しないためにも、高専の日々の使用でパソコンが快適に動作する最低限の、そして推奨するスペックを紹介する。(2022年度時点)
パーツ | 最低限 | 推奨 |
---|---|---|
OS | Windows10 Windows11 |
Windows10 Windows11 |
CPU | Intel Core i3以上 | Intel Core i5以上 |
グラフィック性能 | 標準装備のもので可 | 標準装備のもので可 |
メモリ | 8GB以上 | 16GB以上 |
ストレージ | 256GB以上 (SSD) |
512GB以上 (SSD) |
DVDドライブ | なし | なし |
液晶 | ノングレア 13型以上 |
ノングレア 15型以上 |
バッテリー (ノートの場合) |
2時間程度 | 5時間以上 |
オフィスソフト | あり | あり |
セキュリティソフト | 無料ソフト | 有料ソフト |
その他 | - | Thnderbolt4搭載 |
OS:選択肢はWindowsのみ
OSはMacOS、iOS、Androidなど様々あるが、学校のパソコンはWindowsが搭載されており、学校で利用するソフトがWindowsでしか動作しないものもあるので、購入するパソコンのOSもWindowsに限定される。
CPU:Core i3以上がオススメ
CPUは主にIntel製とAMD製があるが、ソフトウェアがIntel製のCPUを中心に作られているため、Intel製が無難である。またIntel製のCore i3以上の性能がオススメだ。
グラフィック性能:標準のもので可
パソコンのグラフィック性能はCPUに内蔵している標準のグラフィック機能で十分であり、高性能なグラフィック機能を必要とすることはほとんどいない。
一方、高画質なPCゲームをする場合は外部グラフィックスを搭載したモデルのほうが良い。
メモリ:Windows11から8GBがオススメ
PC Watchー【特集】メモリ4GBはさすがにもう限界か。メモリをケチってはいけない理由を4GB~32GBで徹底比較によれば、Windows11を4GBメモリで動作させると遅くなるため、メモリは最低8GB必要だ。
ストレージ:Windows11で128GBを選ぶと31GBしか残らない
記事「HDDとSSDとeMMCの違い」でHDDとSSDとeMMCの違いを紹介したが、ストレージはSSDがオススメだ。
どこかのPC雑誌で読んだが、Windows11をインストールするとOSそのものが大きな容量を消費するため、128GBのSSDでは空き容量が31GBしか残らない。よって、最低でも256GBがオススメだ。
DVDドライブ:非搭載でも可
私は学校からCD-ROMで資料を渡されることはなく、DVDドライブはなくても良い。ただ、ソフトをインストールする時に必要であるが、DVDドライブは後から簡単に外付けできるので、パソコン購入時は非搭載でも良い。
ディスプレイ:ノングレアが作業しやすい
表面がツルツルで光っているのが「グレア(光沢)液晶」。反対に、表面がややザラザラなのが「ノングレア(非光沢)液晶」だ。ノングレアの方は目に優しく長時間の作業に向いている。
液晶の大きさは大きいほど作業しやすく、ノートパソコンの場合、13型以下は作業しにくい。
バッテリー駆動時間:外で使うなら5時間必要
パソコン雑誌によれば、ノートパソコンのバッテリーは実際に使用するとカタログ値の半分で使い果たしてしまう。
そこで、パソコン雑誌ではカタログ値で駆動時間が5時間以上のものを推奨しているが、主に自宅で使う場合は駆動時間が2時間以下の製品でも構わない。
オフィスソフト:高専に入学すれば無料で利用できる
マイクロソフトのオフィスソフトは授業でよく使うため、高専では必修のソフトである。
マイクロソフトと高専機構が提携し、平成27年度から、国立の高専であれば「office 365」が無料で使用できる。「office 365」によりオンライン版のWord、Excel、PowerPoint、1TBのクラウドストレージなどが利用可能だ。
さらに、高専の場合は「Office 365 Pro Plus」が利用できるため、自分のパソコンに最新版のオフィスソフトをインストールすることもできる。
同様の仕組みは公立や私立の高専でも導入されている可能性があるので、高専に入学するなら数万円するマイクロソフトのオフィスソフトは買わずに済む。
セキュリティソフト:快適に動作するものがオススメ
セキュリティソフトはウイルス検出率やスキャンスピードが毎年変化するため、 THE比較―セキュリティソフトの比較表で高成績・高評価のものがオススメだ。
私はキャノンの「ESET」を数年間使用しているが、快適に動作している。やはり、快適に動作するものがオススメだ。
Thunderbolt4ならほぼすべてのUSB機器が利用できる
USBにはUSB3系、USB4系、USB PD、USB Alternate Modeなど規格がいくつもあり、ある規格に対応していても別の規格に対応しておらず、USB機器が使えないことがある。
一方、記事「ノートPCを買うならThunderbolt4搭載モデルがオススメ」で紹介したが、Thunderbolt4を搭載したPCではこれらの規格をほぼすべて満たしてるため、転送、充電、映像出力など様々なことが可能になる。
オススメPCはThunderbolt4搭載モデル
沖縄高専では、全学生が学業に利用するためパソコンの所持が義務付けられており、公式サイトで、入学生向けのノートPCの標準・推奨仕様を公開している。
ただし学校で新入生が一括購入するパソコンはコストパフォーマンスは悪いので、どうせなら同スペックの市販のPCを買ったほうが安上がりである。
個人的には、画面が大きく、静音性が高く、後から様々な機能を追加できる規格「Thunderbolt4」を搭載したモデルがオススメだ。