スマホ用冷却ファンで温度上昇を抑える
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スマートフォンが熱くなることで、アプリが使用できなくなったり、バッテリーの劣化が進んだり、発火する場合もあるが、冷却ファンを使うことでスマートフォンの温度上昇を抑えることができる。
冷たいもので冷やすと故障の原因に
冷蔵庫に入れる、または冷たい飲み物を密着させてスマートフォンを冷やすこともできるが、専門家によればスマートフォンを急激に冷やすと内部で結露が発生し、故障の原因となる。
そこで、本来は冷房や扇風機でゆっくり冷やすことが望ましい。
小型軽量の冷却ファンが登場
2016年の夏に配信された位置情報ゲーム「ポケモンGO」の影響で、スマートフォンに使える冷却ファンが様々なメーカーから登場した。これらの冷却ファンは小型で軽く、モバイルバッテリーを電源とする製品が多い。
一方、冷却能力は低く、ファンの音がするので、外でスマートフォンを利用する用途に向いているでしょう。
2016年度時点で、スマホ用冷却ファンを販売しているメーカーの中から、次の3製品を比較した。
メーカー | サンワサプライ | タイムリー | ZooooM |
---|---|---|---|
製品名 | 400-CLN023 | POKEFAN | ZM-SUMAREI-BK |
バッテリー容量 | 1,000mAh | 不明 | なし |
本体充電時間 | 1.5時間 | 不明 | ― |
冷却可能時間 | 5時間 | 不明 | ― |
本体からスマホへ充電 | ○ | ― | ― |
スマホへの最大出力 | 5V/0.5A | ― | ― |
ノイズ | 24dB | 22dB | 不明 |
風量 | 4.53CFM | 5.1CFM | 不明 |
スマホの使用可能サイズ (mm) |
縦:無限 幅:53~95 |
縦:無限 幅:無限 |
縦:無限 幅:無限 |
スタンド機能 | ○ | × | × |
風量切り替え機能 | × | × | × |
本体サイズ (mm) |
W61 H118 D41 |
W90 H54 D18 |
W58 H110 D14 |
保証期間 | 6ヶ月 | 不明 | 不明 |
その他 | モバイルバッテリーとして使える。 |
シリコン粘着で固定するため、他の機器にも使用できる。 本体とバッテリーが離れている。 |
タブレットにも使用可能。 市販のモバイルバッテリーを電源とする。 本体とバッテリーが離れている。 |
価格 | 3,980円 | 2,680円 | 3,480円 |
(価格は2016年8月時点、Amazonの最安値を参照)
サンワサプライ「400-CLN023」
サンワサプライ社の「400-CLN023」は、ファン部分とバッテリーが合体しているため持ちやすい。
また、スマートフォンの充電と冷却を同時にすることが可能なため、充電中のスマートフォンの温度上昇を防ぐことができる。そしてUSBポートを搭載しており、スマートフォンのバッテリーを充電できるためモバイルバッテリーとしても利用できる。
タイムリー「POKEFAN」
タイムリー社の「POKEFAN」は名前の通り「ポケモンGO」を意識して販売した冷却ファンであるが、タイムリー社の公式サイトにも詳細なスペックの記載がなく、実態が不明である。
POKEFANはシリコン粘着で固定するため、タブレットパソコンなどの他の機器にも使用できる。
一方、冷却ファンとモバイルバッテリーが分離しているため、それらをつなぐケーブルが邪魔になる。
ZooooM「ZM-SUMAREI-BK」
ZooooM社の「ZM-SUMAREI-BK」は公式サイトがなく、詳細なスペックが不明であるが、吸盤をつかって本体をスマートフォンに固定するタイプの製品なので、タブレットパソコンなどの他の機器にも使用できる。
電源となるバッテリーを搭載していないため、外で使う際は市販のモバイルバッテリーが必要となる。