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実は修学旅行費の一部は教員の懐に行く

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旅行会社から賄賂をもらって逮捕された教員の実態から、修学旅行費として集めた巨額の資金の一部が校長や教員の懐に入っている実態が浮き彫りになった。

修学旅行は裏金の温床

私は学生時代に何度も修学旅行へ行ったが、内容の割に費用が異常に高く、10万円前後かかっていた。当然、保護者の負担も大きく、特に貧困世帯にとっては苦しい限りである。

なぜ多額の費用と時間を使ってまで修学旅行をするのかと言えば、私がテレビや新聞で見た情報によると、修学旅行費の一部は旅行会社から学校側に裏金として渡され、教員の懐に入っているからだ。

旅行会社から校長に310万円の賄賂が発覚し逮捕

実際に逮捕者が出た事例もある。例えば

 校長を務めていた中学校の修学旅行をめぐり旅行会社の社員へ便宜を図った見返りに賄賂を受け取ったとして、大阪府泉大津市立誠風中学校の前校長、相生(あいおい)年繁容疑者(61)が収賄の疑いで逮捕された

(中略)

 親族10人とハワイ旅行に行くための往復航空券を破格の安値で道本容疑者から譲り受けた、としている。関係者によると、航空券はビジネスクラスで、本来は約510万円のところを相生容疑者は約200万円しか支払っておらず、約310万円分の利益を提供されたことになる。

(出典:産経新聞)

またこの事件以外にも幻冬舎ゴールドライフオンラインー今の時代なら一発アウト!かつての慣行「修学旅行汚職」とはによれば、1989年や1992年にも同様の事件で中学校の校長が何人も収賄の容疑で逮捕されている。

教員も賄賂をもらっている

先ほどは校長が逮捕された事例をいくつか紹介したが天漢日乗ー修学旅行は不正の温床 大阪のある中学教師の実態@MBS Voiceによれば、教員が賄賂をもらっている事例もある。

例えば修学旅行費の1割が教員にキックバックされているなら、修学旅行費が10万円として生徒1人につき

10万円×1割=1万円

が教員の懐に入り、1学年40人なので担任1人あたり

1万円/1人×40人=40万円

の臨時収入だ。

よって修学旅行は旅行会社の思惑通りなので団体旅行の割に費用は高く、そして行き先は生徒や保護者が選べない仕組みになっているにもかかわらず、学校側が積立までして修学旅行費を徴収するのも裏を考えれば理由がよく分かる。

また修学旅行先が毎年同じ場所で、同じ旅行会社を利用しているのも、賄賂の構造を考えれば納得である。

不参加なら全額がほぼ返還される

修学旅行の不参加を教員に申し出ると学校側から抵抗される場合もあるが、今まで支払った修学旅行の積立金はほぼ全額が返還される仕組みだ。

よって修学旅行に参加せず、お金を節約するのも良い選択肢でしょう。

今回は修学旅行の賄賂について紹介したが、これは氷山の一角で「制服や体操服などの学校指定用品」や「学校給食」なども賄賂が横行しており、学費が高くなる原因にもなっている。

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