高専の授業の様子
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高専の授業の様子や実態を、体験を交えて紹介する。
国公立の学校との大きな違いはない
よく高専のホームページでは実験・実習をしている学生の写真が掲載されているが、実験・実習より座学(椅子に座って教員の話を聞く)の授業の方が圧倒的に多い。
高専は学校法人として国から認められて補助金をもらう必要があるため、一般的な国公立の学校との大きな違いはない。特に1~3年生までは文部科学省が定める高卒認定条件を満たす必要があり、普通の高校とあまり変わらない。
ただし、数学の教員から聞いた話によると高専の場合は学習指導要領がない。そのため教科書を全く使わない、またはほとんど使わずに授業をすることもよくある。
また数学や物理や英語は、普通の高校では習わない分野も勉強する。
まじめに授業を受ければ留年しない
記事「高専生の3割は5年以内に留年する」で、高専生の3割は卒業するまでに留年し、その値は普通の高校の100倍に達することを紹介した。すると本サイトに高専へ入学予定の学生から「授業についていけるのか」や「レポートは難しいのか」といった不安の声が届くようになった。
結論から言うと、まじめに授業を受けて課題(宿題・レポート)をこなせば留年する可能性は極めて低い。授業や課題の中には難しいものもあるが、通常はすべての学生が達成可能な難易度にしてあり、授業にも十分ついていける。
一方、高専卒業し隊-留年する学生の特徴で紹介したが、留年するのは授業中に寝ていたり、課題を期限内に提出しない学生が多い。