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5年一貫教育

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高専は大学より在学期間が長い。その特色ついて解説する。

高校より2年多い学生生活

高専は5年間(商船に関する学科は5年6カ月間)在学する学校である。教育体制は高校3年+短大2年=5年といった感じだ。

5年間クラス替えがない学科もある

記事「高専の学科編成の違い」で詳しく紹介したが、高専には「通常型」「全学科統合型」「仮配属型」「混合学級型」の4つの学科編成がある。通常型の場合は学科変更が無いため、留年することなく進級すると、5年間はクラス替えがない。
通常型の学科編成

ただし5年の間にクラスの人数は以下の条件で増減する。

  1. 「年齢が1つ上の留年生」と「工業高校からの編入生」が増える
  2. 「留年した同級生」と「退学した同級生」が減る

(その他の学科編成については記事「高専の学科編成の違い」へ)

授業は専門分野に特化

授業は高校と短大を合わせたような学習内容となっている。ただ、学習指導要領がないため、授業内容の偏りが激しく、工学や理数中心の授業配分となっている。

下の表は私が在学していた高専の単位数の変化である。1単位あたり30限(1限あたり45~50分)の授業がある。

学年別の一般科目と専門科目の授業数の変化
学年 一般科目 専門科目 その他 合計
1年 28 4 0 32
2年 24 8 1 33
3年 20 12 1 33
4年 6 29 1 36
5年 0 36 0 36

(この他にも、学校側が開設する授業を任意で受講して単位を取ることが可能。)

1~3年生までは文部科学省が定める高卒認定条件を満たす必要があるため、一般科目が多い。4年生から、大学と同じく自由にカリキュラムが組めるため、一般科目が少なくなっていく。

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