高専の学力選抜の基本情報
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高専における学力選抜の特徴を紹介する。(高専によって「学力検査」など、名称が異なるが「学力選抜」に統一する。)
筆記試験と内申点で合否が決まる
学力選抜とは筆記試験と調査書で合格が決まる選抜方法である。
筆記試験の試験科目は国語・数学・英語・理科・社会
筆記試験の試験科目は国語・数学・英語・理科・社会の5教科だ。
学校によっては数学・理科の点数配分を大きくしている場合があるが、理由は高専入学後に数学・物理の授業が多く、レベルも高いためである。
反対に、入学後の社会・国語の授業は少ないため、学校によっては出題しないところもある。秋田・東京・和歌山高専は社会を出題しない。
点数配分は当日の筆記試験を重視
配点は各高専によって異なる。
高専 | 点数配分 |
---|---|
函館高専 | 筆記試験800点[(数学100+英語100+理科100)×2+社会100+国語100]+調査書360点=計1160点 |
明石高専 | 筆記試験600点[数学150+英語150+理科100+社会100+国語100]+調査書270点=計870点 |
鈴鹿高専 | 筆記試験500点[数学100+理科100+英語100+社会100+国語100]+調査書0点=計500点 |
(鈴鹿高専は調査書の点数配分が0点であるが、複数の受験者が同点であた場合、調査書で合否が決まる。)
点数配分を公表していない高専の場合、筆記試験を重視している可能性が高い。
試験日は全国で同じ日
試験日は(私立高専と都立高専を除いて)全国統一である。理由は試験問題が同じだからだ。
試験日は毎年2月の中旬から下旬に行われ、平成26年度は2月16日(日)に試験が行われた。下の写真は福島高専の学力選抜の様子である。