全国の国立高専が最寄の会場から受験可能に
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2022年2月の入試から全国51校の国立高専を最寄りの試験会場で受けられるようになる。その特徴と今後の受験の影響を解説する。
遠方の高専を受験しやすくなる
読売新聞オンライン-全国の高専入試、最寄り会場でによれば、2022年2月の入試から全国51校の国立高専を最寄りの試験会場(計80会場)で受けられるようになる。
これにより遠方から受験する生徒は交通費や宿泊費を減らすことができるため、受験生にとってはメリットがあり、受験者数の増加が見込めるかもしれない。
以前から同様の取り組みはあったが、利用者は少なかった
しかし近隣の都道府県に試験会場を設けて受験生を増やす取り組みは以前からあったが、利用する受験生は少なかった。
受験生のメリットは受験の交通費や宿泊費が減るぐらいであり、学費や合格率には影響しないため魅力的には感じにくかったのでしょう。
好きな高専を何校も併願受験できるようになれば受験者数が増加するかも
記事「高専と公立高校の併願方法」で紹介したが、現在の高専の受験制度では、高専に加えて公立高校や私立高校を併願受験できる。
さらに、(私の確認した限り2017年度時点で)函館・苫小牧・釧路・旭川、大島・広島・弓削高専では、受験生は指定された高専を複数校併願受験できる。
平成28(2016)年度の入試から、試験方法が筆記からマークシート方式へ変更され、この複数の高専を併願受験しやすくなった。
さらに今回の最寄り会場からの受験可能となれば、併願受験がさらにしやすくなる。
将来、好きな高専を何校も併願受験できるようになれば、高専の人気が少し上がるかもしれない。